これまで心療内科クリニックと連携したカウンセリング・ルームでも働いていたので、大きな声では言えなかったことのひとつがこれ。
医学不要論。
この本を書かれているのはTokyo DD Clinic院長の内海聡医師、通称うつみん。
医師自らが「医学不要」と言うとはなんと大胆不敵な・・・。
うつみんのことは数年前から知っていて、『心の病に薬はいらいない!』という本を買ったことがありましたが、その文面のとても過激で攻撃的なエネルギーに違和感を感じて、途中で読むのを止めて、その本は処分してしまいました。
(最近もう一度買い直しました💦)
どんなに正しいことを言うにしても、そこに攻撃的な感情が乗っているものは好きではなかったし、極端すぎる考え方よりは中庸的な考えの方が好きだったのです。
その当時は。
でも、最近、特にコロナ騒動が始まってからは、社会が一番大切な部分を見るのをすっかり忘れてしまって、表面的な恐怖心にかられて過剰な自粛やソーシャル・ディスタンス、猛暑の最中に屋外でもマスク着用したり、そればかりか「マスク警察」「自粛警察」という盲目的な正義感で動く人が出てきたり、来年には国民全員にワクチン接種を目指すなどという、私から見たら狂った社会動向を見るにつけ、私自身もちょっと過激にならざるを得ない心境です。
私がSNS等でつながっている人達は概してコロナは普通の風邪と同程度の脅威だと思っているので、30人くらい集まるワークショップでもノーマスクだったりします。
集まりによってはマスクをしてたり、体温を測ったりするところもあるけど、そういう対応に接するにつけ、その会を主催している人の認識のレベルを「ああ、ここはこの程度ね」などと密かに推し量ったりしてます^_^;
中には「コロナちゃんのお陰ね~!」というところもあって、そういうところは私の中での評価はかなり高くなります。
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『医学不要論』は現役の医師の方が書いている点がすごいと思うのです。
他にもできるだけ薬に頼らない医療をされている医師は何人が存じ上げているものの、業界の内部事情や世界を支配している人達の裏事情などを公開の場で発言すると相当な批判にあったり、時には命の安全も脅かされるみたいなので、こんなに大胆に書かれているのはかなりの覚悟と勇気が必要なことだと思うので、今ではその点に関しては尊敬しています。
そして、うつみんの攻撃なエネルギーは摂取せずに、その情報のみを読ませて頂くことにしました。
読んでいくと、毒舌の下に隠された純粋な愛のエネルギーみたいなものも感じられる気がします。
うつみんは不動明王みたいな役回りなのかしらね。
ただし、この情報が全て正しいかどうかは自分で念入りに調べないと分からないことなので、決して鵜呑みにはしないように気をつけて、自分が何を選ぶのかはすべて自己責任であると覚悟を決めて生きたらよいと思います。
うつみんによれば、医療の9割は不要であり、必要なのは命にかかわる程度の緊急時医療のみであるといいます。
西洋医学は全て対症療法であり、西洋医学だけでは根本的治療は不可能であるし、病院にかかればかかるほど「医原病」が増えるといいます。
かといって、安易に代替医療に走ることにも警鐘を鳴らしています。
要するに、自分の健康は自分でなんとかしろ、ということですね。
どうすれば病気にならず、どうすれば治癒するかいう点については、まず最初にやるべきは様々な「社会毒」(環境中の化学物質、放射能、食品添加物、医薬品等)の排毒です。
そして、いのちの健康にとって大切な要素を「3つの輪」として説明しています。
ひとつ目の輪は生命の維持のための46種類の栄養素、つまり20種類のミネラル、18種類のビタミン、8種類のアミノ酸がバランスよく摂取されること。これを栄養学者のロジャー・ウィリアムス博士は「生命の輪」と呼んでいます。
「人は食べたものによって作られる」と言われているとおり。
ふたつ目の輪は、先の46種の必須栄養素以外に、「絶対必須ではなくても有用かつ必要な栄養素で構成される輪」:酵素類、SOD(スーパー・オキシド・ジムスターゼ)類、サポニン、常在菌、葉緑素、食物繊維(多糖類等)、芳香性成分、珪素など。
そして、一番大切なのが「精神の輪」です。
うつみんが考える10の主要な感覚・考え方・思想は以下の通り。
①常に自立し、人に頼らず解決する思想を持つこと
②自由や権利には責任が一体であることを理解すること
③社会や世界の構造を知るべく、一生かけて学ぶこと
④常に自己で選択し、決断し、その決断に対して自ら責任をとること
⑤因果関係を常に把握し、因果の輪廻を超えるべく努力すること
⑥抑圧と戦い、奴隷であることをやめること
⑦被害者意識と自己正当化の枠から脱出すること
⑧子どもや家庭や地球すべての生命を見つめ直し、最も価値あるものとすること
⑨自我を確立し、何のために生き、何を目的としているかを明確化すること
⑩常に物質に依存していることを戒め、物質依存から脱却しようとすること
うつみんが健康のためによいということを全てやろうとすると、普通の日常生活は送れなくなります。
人との付き合いもできなるなる。
でも、最後にうつみんが言うのは、
「健康でいるにはどうすれがいいのか」とよく聞かれる。その答えは「健康でいるな」なのだが、だれもわかってくれない。
とのこと。
「健康でないことこそが人間として当然である」
という考えを語り、
私は自分自身の健康には明らかに無頓着である。私は自分自身がいつ死んでもいいと思いながら酒を飲む。人は生き、人は老い、人は死ぬ。これは勧めてきたすべての治療を受けるなということではない。しかし、医学、薬学、食品学、それらに頼っているだけでは真の世界を見ることはできないのではあるまいか。
う~~ん、深い。
やはり、人が生きるということを真剣に考えるととても哲学的な領域になってきます。
あなたも、あなたにとって健康とは何か、生きるとは何か、死ぬとは何か、について深く考えてみてはいかがでしょうか?
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因みに私が最後に病院に行ったのは今から4年前(2016年8~10月)、奥歯の詰め物が取れてしまった時の歯科治療でした。
その前は2012年夏、風邪をこじらせて気管支炎みたいになってしまった時に夫に強引に病院に引っ張っていかれた時。
健康保険にも運転免許証みたいに優秀者向け「ゴールド保険」とか作ってほしいわ。