昨夜は久々にエンカウンター・グループに参加してきました。
2013年から九段下でほぼ毎月開かれているグループ。
初期の頃には私も共同ファシリテーターとして関わっていました。
エンカウンター・グループに出逢って、人の心の癒しや成長は〇〇セラピーや〇〇療法ではなくて、人と人との出逢いそのもの、場のエネルギーそのものによるのだと確信しました。
一時期八王子を発信源にものすごい勢いで広がるかに見えた活動母体は、結局ゴタゴタがあって空中分解してしまった。
自分が求める理想はどうしていつも現実の壁にぶつかってしまうんだろうと、当時はとても激しい怒りや失望感を感じていました。
でも、何度も参加したエンカウンター・グループの中で育まれた、ハートを温かく満たす感覚はなにものにも代えがたいリアルさを持って私の中に残っていました。
エンカウンター・グループは何も目指さないし、何も特別なことをしないので、とっても地味で、ついつい派手な活動に引き寄せられてしまうのだけど、本当に大切なものはここにあると思います。
今年の夏、あることでまたしても私は激しく傷心し、怒り、失望してしまった。
その時に、活動母体が空中分解した後もコツコツと開催し続けているこの九段下でのエンカウンター・グループに参加したいと思ったのです。
そこで、子供のように、ただ自分のことを話して、ただ聴いてほしいと思いました。
昨日はやっとタイミングがあって、数か月ぶりの参加。
そこで自分のことを話し出すと、不思議なもので、また涙が出ちゃう。
心の中で思い返すだけでは特にそんなに心を揺さぶるほどのことではないのに、口から音として言葉を発し、場に開かれると、言葉以外のエネルギーも一緒に出てくるのです。
「話すことは放すこと」なんですよね。
この場所は、なんの気負いもなく、くつろいで、自分としていられます。
何も目指さない。
暑苦しい愛情の押し付けもない。
そして、穏やかな静けさがある。
何かあった時に帰っていける場所。
こういう場所があってありがたいなと思います。
昨夜はそして、ほぼ6年ぶりに再会した古い仲間もいて、とても嬉しかった!!!
私はその方の、普通の人とはちょっと違った感覚についての話がとても興味深くて、当時もっともっと話したいな~と思っていたのです。
ずっと続けて場を開いてくれていると、長い時間を経過して再び会えるというのも醍醐味だなと思いました。
そして、私と同じようにこういう場を必要としている人はたくさんいるはずだと思うので、来年1月から私も地元江戸川区でエンカウンター・グループを再開することにしました。
最近なんとなく元気が出てきたような気がする今日この頃です。